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働く妊婦のリアルな悪阻事情

今回は働く妊婦のリアルな悪阻事情について、安定期前の悪阻ピークな妊婦がお届けします。

 

>>>注意<<<

悪阻にはかなり個人差がありますので、私の場合の悪阻と受け取って頂ければ幸いです。

 

   妊娠は最終生理開始日からカウントするのですが、私自身に悪阻がやってきたのは忘れもしない6週と4日になる日でした。

   気持ち悪い、胃がムカムカする、食欲がない辺りがやってきました。

   食欲に関してはですね、いつもならごはん茶碗2杯食べるのが普通くらいの人間がごはん茶碗1杯も食べられなくなるくらいの感じですね。おかずも無理でした。この日を境に、毎日食べられるものが変わると言う現象が始まります。

    ただ、新鮮なミニトマト(トキソプラズマが怖いのでしっかり洗ってください)は唯一バクバクとミニトマトシーズンが終わるまで食べていました。

    そして7週になる日、気持ち悪い、胃がムカムカする、食欲はない、水分は全部不味い、座っていても気持ち悪いと言う症状が出始めます。座っていても気持ち悪いので、ちょっと横になるスペースを作ってもらってちまちま横になって「ちょっと落ち着いた!」って状態になったらマッハで仕事をこなしました。また気持ち悪くなったら横になると言う。

    ところが7週と4日になる日に悪阻は特に何もなく、夜は外食してとんこつラーメンを替え玉する(替え玉はいつものこと)と言う通常の状態になりました。

    お、悪阻終わりかな?なんて思った次の日の夕方から同じ悪阻再開でしばらく同じ日々が続きましたが、8週になった辺りから今までの悪阻の症状に「においに敏感になる」が追加されました。8週の時は特に煙草の臭い、旦那の汗の臭いがだめになり始めました。マスクで対応しても臭いは貫通してくるので軽減程度でした。

    ついに9週、ここからがおそらく悪阻ピーク開始になってきたと思います。前日の妊婦健診で血液5本取られたせいなのでしょうか、今までの症状に立つだけで動悸、息切れ、喋ると動悸+吐き気がやってきて、個人的にパニックになってどうにもならない状態になりました。夕飯の麻婆豆腐、カレーうどんの臭いがダメ、柔軟剤の臭い等々、色々な臭いに対しても耐性がなくなり仕事中にも影響する始末になりました。動悸、息切れ辺りは横にならないと落ち着かなかったです。11週になるくらいまでその状態になり、12週くらいから少し症状が落ち着きましたがにおい悪阻は悪化をたどって現在になります。

    精神面も大分悪阻が始まったくらいから酷くなって、妊娠に対して不安全開で話しをした時に旦那に言われたのが、

 

旦那 「今更何言ってんの?」

私 「(゜Д゜)?ハイ?」

 

多分、一生忘れないです。

これから母親になるのに今更何言ってるの?ぐらいに聞こえたのですよ。

この時の私の一言。

「男も妊娠すればいいのに・・・。」

と私は盛大に気があらぶりました。

 子供が欲しいからって自分の身体を痛めて産むわけでもなく、10か月生物をお腹に宿す人間でもないくせに、産むのは命がけなのに、産み落した後も満足な母乳を出せる人間でもないくせに不安を言葉にしたり愚痴を吐くなと言うのかと。

 他の妊婦さんだったら落ち込むところなのでしょうが、私そのような人間ではなかったようです。あれですね、動物で妊娠している母親に近づくと気が立っているから変に触ってはいけないような事を子供の頃に教わったのですけど、お腹の子を守れるのは自分だけと本能で思っているからそんな風になったのでしょう。

「自分の敵」と見なしたものには威嚇するみたいな感じなのでしょうね。その時は旦那を自分の敵と認識したようです。また、精神的にも色々絶不調で気が立ちやすい時期なのが今の自分の妊娠初期です。身体も思った以上に疲れやすくなりますし、安定期近くになって悪阻が少し楽になってきても自分の身体ではないくらい身体が疲れやすいのは毎日の事です。

 

 悪阻の症状は本当に個人差あるので、軽い人もいれば酷い人もいます。一旦落ち着いたかと思ったらまた次の日酷い悪阻がくることもあります。悪阻の対策とか対応とか人それぞれだったりするので、経産婦さん達にひたすら聞いて試してみましょう。

 もし、ここに到達した妊婦さん又は旦那さんがいらしたら参考程度になればと思い筆を置こうと思います。

 



2020年03月02日気になるカラダに効く話

 
睡眠のギモン!

 今日は睡眠に関連したよくある疑問についてお話しようと思います。

 まず、「何時間寝ればいいのか?」という疑問についてです。

 結論から申し上げますと、そんなものはなく、次の日に眠気を感じないだけ眠ればいいというのが答えです(他にも意見はあるかもですが・・・)。人は長く起きていたときは帳尻を合わせるように次の日は深く長い眠りに自然となるので、何時間眠ったとか、眠れなかったというのは考えるだけ無意味です。むしろ、それが原因で不眠になる方もいらっしゃいます(病的なものは除外して)。

 次は、「昼食後はなぜ眠くなるのか?」です。

 よく巷では消化のため、胃のほうに血液が行ってしまって、脳に血液が行かなくなるからと思っている人がいらっしゃいますが、そうではありません。とても重要な臓器である脳が血液不足となることはありえません。

 今現在考えられる原因は体内時計によって、覚醒が一時的に弱くなる時間帯であること、昼食による血糖値の上昇が覚醒物質であるオレキシンなどをつくる神経細胞の活動を弱めてしまうこと、満腹により、空腹のときにある食べるモチベーションが下がってしまうことなどが考えられています(他にも原因はあるかもしれませんが・・・)。

 最後に「なぜ、夢では変なことが当たり前のように起こるのか?」についてです。

 記憶には長期の記憶ではなく、瞬時に記憶し、すぐに消えていく作業記憶というものがあり、これは脳の前頭前野背外側部というところ行われています。浅い眠りであるレム睡眠のときに、前頭前野背外側部は特に機能が低下しています。作業記憶というのは意識や知能、認知と深い関係があります。そのため、夢の中ではおかしなことが平気で起こったりし、また、それを変だとも思わないのです。

 



2019年10月15日気になるカラダに効く話

 
副作用の有効利用

 薬には全て副作用が伴います。

 しかし世の中には、この意図した作用と異なる作用を有効利用することを考えた凄い人がいます。

 今回は副作用を逆手に取った薬を紹介します。

 まずは市販薬のドリエル。

 抗ヒスタミン薬の眠気を利用して寝つきを良くする薬とした販売されています。

 また、市販薬のリアップは、アメリカで内服剤として使用された際に多毛の副作用の報告があり、日本では外用剤として使用されることになりました。

 

 ルミガン点眼(緑内障の点眼剤)にはまつ毛が濃くなってしまう副作用があり、それを利用してグラッシュビスタと言うまつ毛を増やす薬として自費の処方薬として販売されています。

 リン酸コデインは咳止めとして広く利用されていますが、強い便秘の副作用があり下痢止めとしての利用もあります。

 

 このように一見有害な作用に見えても、使い方により有効利用できることは面白いだけでなく、ものの見方は一方向ではいけないと考えさせられる事例でした。

 



2019年08月20日気になるカラダに効く話


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