| ●日焼け止め化粧品 | 
										
											| 日焼け止め化粧品には、UV-Aを吸収してしまうA波吸収剤のt-ブチルメトキシジベンゾイルメタンやB波吸収剤のメトキシケイヒ酸オクチル等を使ったものがあります。これは、紫外線のエネルギーを吸収して熱に化学変化させて放出するものです。また、酸化亜鉛や酸化チタンといった金属の微粒子化合物の粉末を肌に塗ることによって紫外線を肌の上で散乱・反射させるタイプもあります。また、その他に日焼け止め化粧品の耐水性や皮脂対策、乾燥やつっぱり感などの使用感の向上を計るためにスキンケア成分や美白成分などが使われています。日焼け止めは、これらの特性を単独でもしくは組み合わせて紫外線をカットし、肌を紫外線から守っているのです。 | 
										
											|  | 
										
											| 〔日焼け止めのメカニズム〕 | 
										
											|  | 
										
											| ここで、日焼け止め化粧品を購入する時に、SPFとかPAという言葉を目にするのではないでしょうか?これらは、いずれも紫外線防止効果の指標です。 | 
										
											|  | 
										
											| 〔紫外線防止効果の指標〕 | 
										
											| 
													
														
															| 指標名 | 正式名称 | 対象紫外線 | 概要 |  
															| SPF | Sun Protection Factor | UV-B | サンバーン防止効果を示す数値。数値が高いほど、効果が高いとみなされる。ただし、塗布量や化粧くずれ等で効果が低下する。 |  
															| PA | Protection Grade of UVA | UV-A | 即時黒化*を利用したUV-Aの防止効果を示す指標。PA+の+の数が多いほど効果が高いとみなされる(3段階)。 |  | 
										
											| *主にUV-Aにより一時的に皮膚が黒くなる現象 | 
										
											|  | 
										
											| なお、日常生活で浴びる紫外線はSPF10やPA+で十分です。アウトドアやマリンスポーツなど屋外に長時間いる場合は、その程度に合わせて、日焼け止めの指数の高いものを選択するとよいでしょう。 
 美白や老化を予防するためにも、紫外線にはなるべく当たらない方がいいといえます。だからといって屋外のレジャーを控えるのは、少しつまらないですね。日焼け止め化粧品を上手に活用してみませんか。
 |